取捨選択

部屋のレイアウト変更、片付け、掃除なんかを考えると、いつも自分がこれまで溜め込んで来たいろんな記録とか資料とか思い出の品とかが行き場を無くしていたづらに空間を埋めていることを思い知らされる。

最近もいろいろ身辺整理していて、普段は手つかずにしておいたところにまで手を出してみたりして、あらためて「保存しておくものとその必要がないもの、境目はどこだろう」などと考えてみる。

基本的には何でもとっておくのが好きな性分である。あとで目にしたときに一瞬脳内トリップできるからであって、その瞬間がとても好きなんである。自分の感性や考え方が、時とともに随分と移ろうものだということを自覚できるというのも、大事なことだと思うし。

とは言え限度もあるので、要らないものは捨てないとあかん。例えば昔の趣味で今はもう興味の無いものでも、今後役に立つ何かであればとっておくし、そうじゃなきゃ捨てる。最近はマニアックなことでもウェブ上の検索でだいたいわかるので、そういう観点から価値のなくなった資料なんかは捨てられる。残すのは個人的な思い入れが強いものか、将来子どもや誰かに引き継ぎたいもの、くらいか。あと「オークションで売れば小銭になるかも」という考えもやめようと思う、俺が要らないものは大抵誰も要らないものだろう。

そうすると保存しておくべきものってそんなに無いわけであって、だんだん整理が進み、部屋は多少は広くなり、俺の死後に遺族が被る面倒も減るわけなので、いいことずくめ。よし!明日、物を捨てよう!明日、春が来たら