風にあずけて

advantage lucyというバンドの、「station」というアルバムの、しかも「風にあずけて」という曲が、大好きなんである。何回聴いても飽きずにまた聴いてしまう。

iTunesのライブラリデータを誤って消してしまって、音源データからライブラリを再構築したんだけど、たまたまこのアルバムの5曲目のこの曲がライブラリの追加日順でトップになって、iTunesのリストで一番上に表示されるのである。

このバンド自体は、アルバムリリース当時ちゃんと聴いた事なくて、今も活動はしているようだけどメンバーも減っていて、なんていうか個人的にリアルな接点って全然無いんだけど。なぜかライブラリにはある。なんでだっけかな、曖昧。誰かに借りたのかな。

というわけでもともとの思い入れという意味では特筆することがないこのバンドのこのアルバムのこの曲は、しかし、なんというか、すごくじんじんと心に響くことがあって、iTunesを適当にシャッフルで聴くときの一発目をこの曲にすることが多いこともあってか、自分の中でとても大事な曲になった。オーソドックスで嫌味の無いバンドサウンドで、力強いような儚いようなイメージの歌で、まあ10年くらい前から俺がずっと好きな音楽。実際10年前のアルバム。

こういう音楽を奏でる人たちがこれからの時代にも現れるのか、最近自分の耳には届いてこないので不安になることもあるけど、少なくとも俺はこの曲にはTSUTAYAかどっかで出会うことができたので、これからの人生もこういう曲に助けられながら生きて行こうと思っている。