iOSアプリのアップデートの際に自分のとは違うApple IDが表示される件について

我が家では自分のiPhoneの他に妻のiPhoneと家族共用のiPadとを使っていて、それぞれにインストールするアプリは自分と妻とがそれぞれのApple IDで購入している。

基本的には当然自分のiPhoneに入れるアプリは自分のApple IDで購入するわけだけど、共用のiPadにそれぞれのApple IDで購入したアプリがあって、それを同じiMaciTunesと同期するせいか、表題のような現象が生じてしまう。iTunesのライブラリには、誰が購入したアプリかを問わず、同期した端末にインストールされていたアプリが入るみたい。

この状態で、アプリのアップデートをしようとしてiTunes上で「すべてのアプリをアップデートする」をしようとすると、妻のIDで購入したものについてはそのパスワードの入力を求められて、キャンセルすると他のアップデートも含めてキャンセルされてしまう。自分の購入したものだけアップデートしたかったら一つ一つ選択してやらないといけないという面倒くささ(アプリのプロパティを見れば誰が購入したものかは判別できる)…
しかも謎なのは、どう考えても自分が購入したアプリなのに、妻名義になっているものもあるということ。どういう条件がそろったらそういうことが生じるんだろう?

この煩わしさから解放されたくて、ネットで調べてみるも「別人IDのアプリを削除する→インストールしなおす」という方法しか見つからない。これをiOS端末上でやってしまうとアプリ内のセーブデータみたいなものはいったん白紙に戻ってしまうし、iTunes上でやるにしても持ち主を確認しながら別人IDのものだけ削除する、というのはアプリの数によっては結構な手間。

それでしばらく試行錯誤したのだけど、現時点で最も手っ取り早いと思われる解決方法は下記のとおりだった。

1. iTune上の「マイApp」ですべてのアプリを選択→削除(ライブラリから消えるだけで、購入した権利とかiOS端末上のデータは消えない)
2. iTunesApp Storeの「購入した項目」→「購入済み」を表示して「すべてダウンロード」
3. iOS端末をiTunesと同期

これで、iOSの端末上に残っているアプリやアプリ内のデータはすべて残したまま、自分のIDで購入したアプリだけがiTunesのライブラリに残ることになる。同期したiOS端末上のアプリも、購入者が自分になるので(もちろん自分で購入したものだけ)、アップデートの際に他人IDが表示されたりすることがなくなる。
ちなみに複数アカウントを使用している人(自分もそう)でそれぞれのアカウントで購入した項目をダウンロードしたい人は、各アカウントの購入済み項目をダウンロードしてやる必要がある。

というわけで備忘メモでした。同じ症状で悩んでる人、結構いると思うんだけどなあ。