【in Soak,44th “Longing for spring”】

セッションフレンズ、久しぶりのライブだった。今回は内田さんをゲストボーカルに迎えて「内田賢withセッションフレンズ」としての初ライブ。しかし午後から突然降雪、湿った雪で仙台は街中も結構積もった。今年はほんとに多いなあ、まだ降るんか〜という感じだった。よりによってライブの日に。自宅のあたりでは15cmくらい積もったと思う。

というわけで、ライブ。

2012.3.2(fri)@livehouse enn 3rd
【in Soak,44th “Longing for spring”】
electro 53
JazzCoke
内田賢withセッションフレンズ

セッフレは新企画だったので、曲決めからアレンジ・練習を念入りにやりたかったのだけど、選曲に悩んだり、仕事が忙しかったり、風邪をひくメンバーがいたりと、時期的にいろいろあって、当日をむかえる直前ぎりぎりで調整が済んだ、という感じだった。なので本番どうなることか、と若干の不安があった。平日で会場でのリハができなかったというのも不安要素だった。

やってみたら、うまいことライブを掴むというか、演奏がのってくるまで時間を要したものの、全体的には準備してきたなりのライブができたと思う。しかし!セッフレのコンセプトとしては、バックバンドとしていろんなポップスを消化した頼れる存在になりたいと思っているので、クオリティはまだまだ、である。でも、イベント全体の雰囲気も良かったし、とにかく楽しくやれた。

セトリは以下のとおり。
1.ヒコーキ雲/グッバイボーイズ
2.Down Town/Sugar Babe
3.Won't let me go/エイモス・リー
4.いつもふたりで/内@弦内
5.闘う女/内@弦内

「ヒコーキ雲」はグッバイで音源にしたKey on Dのバージョン。自分には高すぎるのでグッバイのライブでは半音下げでやっている。しかし内田さんに歌ってもらうと安定感が抜群で、ロブ君との合作曲であるこの曲の良さがまた引き立つ結果で満足。自分も鍵盤演奏に集中できるし、楽しい!ほんとはもっとちゃんとコーラスしたかったな、今回はその余裕が無かった・・・
「Down Town」は超有名曲ですが、今回一番の難曲だった。アレンジが秀逸なんだけど繊細で再現が難しくて、コーラス含め健闘したつもりだけど課題がたくさん残った。こういう、ポップス史に残る名曲はたくさん自分たちの中に取り込んでいきたいんだけどなあ。
「Won't let me go」は内田さんに教えてもらうまで全く知らなくて、渋すぎてセッフレに料理しきれるか未知数だったけど、やってみたら最終的には意外としっくり来た。これは収穫。「Down Town」とは真逆の、アレンジの自由度が高い構成だから消化しやすかったんだと思う。それにしてもピアノソロなんかは個人練すればするだけマシになるので、やっぱり練習が大事だな、と痛感。内田さんが英語詞の曲をファルセットで歌い上げる、というのも新鮮だった。
「いつもふたりで」は内田さんがソロライブでは披露していた曲だけど、バンドアレンジしたのは初めてとのこと、セッションフレンズとしての音源化を快諾してくださったので、内田さんファンのみなさん、乞うご期待!
「闘う女」は弦内でもおなじみの曲で、正直弦内のアレンジ(音源も)が完璧なので、それを超えるとかいうことは最初から目指していなかった。ライブに勢いをもたらしてくれたのでよかった。オルガンを足すアレンジは、昔やったことあるような気もするけど、全く覚えていなかったので一からという感じ。まだまだ練る余地はあるなあ〜

MCでは千葉きゅんこと千葉っちがブレイクしたこと、それからベースのキャラクターがキャイ〜ンの天野君似であることが判明したあたりが収穫。

それにしても競演のelectro53はこれぞプロの演奏という迫力でトリオのインストだけど全然飽きさせないクオリティだし、JazzCokeさんは毎度のことながら観ていると時間を忘れて楽しめるパフォーマンスで、一緒にできてとても楽しかった。electroさんたちと朝まで楽しく打ち上げして、セッフレの反省会や今後に向けた話し合いもして、またがんばるぞ!と前向きになれた良い夜だった。

競演のみなさん、ennのみなさん、雪の中観に来てくだすったお客さんのみなさん、どうもありがとうございました!!