グッバイボーイズ「冬の夜EP」全曲解説その3〜灯り(demo version)〜

3曲目が「灯り(demo version)」です。
この曲と次の「サンセット・サンライズ(demo verison feat. 甘茶茂)」は、2014年9月に2曲入りデモ音源として販売していて、同じテイクを今回のEPに収録しました。これでようやくねぎしナイトレコードのカタログとして番号をつけてあげられた格好です。しかしあれからもう4年か…。

ベースは根岸くん。本音源での唯一の彼のテイクです。確か、宅録したものを突然送ってきてくれて、デモのリリースに間に合った、というようなエピソードがあったかと。
ギターはこの曲以降の4曲全てロブくんが宅録してデータを送ってもらって採用しています。リズムはサンプリングCDから採ってループ。鍵盤はPianoteqです。

歌詞については、「マージナル・ライン」という曲と似ているのですが、どこへも行き場のない二人がとりあえず夜に車に乗って、近場のコンビニに車を停めて、話し合いをしたり黙ってみたり…みたいなものを描いています。好きなんですよねそういう状況を歌詞にするのが。
「灯りは消さない」というのは、眠ることで幸せが逃げていくみたいな考え方があって、そうならないように灯りを照らし続ける、ということです。聴いてくれる人も「なんのこっちゃ」でしょうけど、自分の中では整合の取れた歌詞を書けたと思っているので、皆さんも想像を膨らませてみてください。

この曲を好きだと言ってくれる方もたくさんいらっしゃって、その中の一人、The606のえりつぃんとはライブでコラボしたこともあります(女声キーに変えて)。またやってみたいです。

曲名に「demo version」とつけているので、フルバンドで録音し直したいという気持ちもあります。いつになるやら、ではありますが。

それでは。