僕らの文楽

友人に誘われて、山形県長井市で開催されるフェス「僕らの文楽」の初日に参加して来た。

目当てはLaika Came Backとレキシ。どちらも昔から知っているアーティストのユニットだけど、この名義で見るのは初めて。そもそもプロミュージシャンのライブにあんまり行かない俺。腰が重くて。


仙台から高速も使って車で約2時間。のどかな場所です。ほんとに音楽フェスやってんの?ってくらい。案内が少なく、会場に辿り着くまでに若干迷った。


会場の全体像。普段は音楽とは無縁の場所と思われるが、独特のピースフルな雰囲気がとてもフェス向けだと感じた。


会場の中心には湖、というか池がある。魚がやたら泳いでいて、キラキラしてた。飼ってる魚だったら「あれ?石に身体こすってる?病気?」ってなるくらい、きらきらしてた。遠くに見えるのがオフィシャルショップとかのテント。ライブの合間に散策しました。


目当てのアーティスト達が出演する太陽ステージ付近。シャボン玉製造機が。初めて見たけどいいねこれ。


太陽ステージ前では様々な年代層のお客さんが思い思いに陣取っていた。自分たちもビニールシート広げてのんびりした。

suzumokuは初めて見たけど予想以上にストレートで熱いロックで好印象だった。
音源も持っている羊毛とおはな、カヴァー曲も多かったが心地よいアコースティックサウンド
七尾さん、MCがフェスのお客さんとかみ合ってなかった気がするけど世界観はさすが。フィッシュマンズ+のライブでのパフォーマンスが印象的だったのでその片鱗を感じられてよかった。
たむらぱん、豪華なバンドでエマーソンさんまで居た。超変拍子の曲に地元の方とおぼしき年配の方たちが頑張ってのっているのがほほえましかった。
レキシ、最高!Super Butter Dogが好きな友達と仙台から東京までライブ観に行った頃を思い出した。サポートも豪華で文句なし、会場もノリノリでハルも大興奮だった。もっと早く観ればよかった!
Laika Came Back、静かでおとなしめの楽曲中心だったが終盤声を張るとAIRのあの声でぐっときた、もっとかっちりバンドでやって欲しいなあ〜と正直思ってしまった。期待してた新アルバムは物販においてなかった、残念!


ハルはアヒルにかなり興味をひかれた様子。日が暮れて帰宅する間近になったころ、3羽ほど水辺から陸にあがって休みだしたんだけど、それを近くで目撃したハルはだいぶ興奮していた。


ご覧の通り、レキシとのシンクロ率の高い場所!

ライブの他にも、屋台の食事がことごとく美味だったり、けん玉教室やら子どもも楽しめる要素がたくさんあったり、東北の良さ・山形の良さを堪能できる素晴らしい空間だった。9月の山形ということで暑すぎず寒すぎず、幸い雨にもほとんど降られず終日ほぼ曇りだったので(一応雨具つかった場面もあったけど)、それもフェスをのんびり楽しめる環境としてばっちりだった。

チケットの値段設定とか、駐車場から会場へのシャトルバスが有料な点とか、実質メインステージである太陽ステージ付近に出演者の物販が無いとか(これは会場全体の周遊を促す点で理解できる)、いろいろ見直して欲しいポイントも無くはないけど、全体的に初回にしてとてもコンセプトがわかりやすくそして心地よいイベントだった。子連れで参加できるのもポイント高い。ハルも最初は「遠い〜」「疲れた〜」ばかりだったのが、会場に到着してからは終日テンションMAXで、けん玉、メロン、アヒル、レキシ、レジャーシートのピクニック気分、などを堪能、帰宅時には「こんなに楽しいと思ってなかった」と。よかったね〜。

というわけで来年も可能だったら遊びに来たいなあ〜ぜひ開催して欲しい!