第9地区

第9地区』をレンタルDVDで鑑賞。午前1時から3時にかけて。

豪華なCGが売りで大味なSF映画が多い昨今ですが、それでもきっとどこかにある「感動できるSF映画」が観たくて探し続けているところに、久々にスカっとする映画に出会えた。それがこの『第9地区』。

モキュメンタリー手法も取り入れつつ、でもそれにこだわりすぎないバランス感覚、趣味としか思えないSFアクション(特にロボットの活躍が萌え・・・)と笑いとグロテスク。そして迫真の演技と緻密な構成でうまく納得させられるまとめ方。そしてそれらを支える映像技術。差別社会への提言というエッセンスもあるけど、どちらかというとそれすらもリアリティを醸し出す材料にして「面白いSFを作りたい」という想いで作られた気がした。

個人的なB級SF映画の殿堂入り『スターシップトゥルーパーズ』を彷彿とさせるけど、時代の違いだけじゃない斬新さがある。多分監督の個性なんだろな。続編はともかく次回作が楽しみ。

ということでおすすめです!子と一緒には観られないけど。